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10.262016
森のブログ
日本は森の国?
日本の森林率は世界3位(ノルウェー、スウェーデンに続いて)で、 世界でも有数の森の国です。
バイオマスとは、 生物資源(バイオ)+量(マス)・・再生可能な生物由来の有機性資源 を意味します。
この中で、木質バイオマスとは、木材からなる資源です。
木質バイオマス発電の燃料としての原材料の供給をいたします。
具体的には、
間伐材、林地残材(間伐や主伐などで伐採された木材のうち未利用のまま林地に残されている間伐材など、年間約2000万M3)
製材工場残材(製材工場から発生する樹皮、背板、のこ屑などの残材、年間約850M3)
建設発生木材(建設現場や住宅解体などで発生する木材、年間約1000万M3)
製材工場残材、建設発生木材などは、既にほとんどが再利用されていますが、 間伐材、林地残材は、その収集・運搬コストの問題から、ほとんど利用が進んでいませんでした。
バイオマス発電の急増する需要は、この未利用材を必要とする状況になってきています。
この3区分は、木質バイオマスとして、 未利用木材燃焼発電 33.6円/kWh 一般木材等燃焼発電 25.2円/kWh リサイクル木材燃焼発電 13.65円/kWh に区分され、発電への利用の価格設定(FIT制度)がされています。 一方、森林の4割を占める人工林では、30年から60年前に大量に植樹されたスギやヒノキが収穫の時期を迎えています。
森林蓄積が1960年代と比べて、人工林では5.5倍に大きく増大しています。
日本は、海と山の資源豊富な、資源国です。山の資源は森であり、木です。
森林資源国、日本です。
日本の林業は高齢化が他の産業以上に進んでいます。 さらに、森林そのものの高齢化も進んでいます。
日本の林業を新生して、従事する人たちの若返りを進めると同時に、 森林の平均林齢を若返らせることが必要です。
そのためには、現在収穫時期を迎えている林齢40から60年生を伐採し、 若い木の植林を強力にすすめていく必要があります。
その、更新の時期のまっただなかにあるのが、現在の状況です。